【07】プレゼンテーション資料をつくろう |
左側の「状況」画面内にて、「選択」をして学習を始めることを宣言してください。
テキストの p.73〜77あたりの「プレゼンテーションツール」に関する講義と演習を一緒にした後、各自の活動時間にしたいと思います。
・プレゼンテーション(330Kbyte)
1.プレゼンテーションの役割プレゼンテーションは、プレゼンとも略されることもあります。今回使う「Microsoft Power Point」が保存するファイル名の拡張子が、pptなので、一部では「ppt(ピーピーティ)」というと、このプレゼンテーション資料のことを指す場合もあります。2.ストーリーの考え方
(大昔、コピー機のことを、ゼロックスという会社名で呼んでいたのと一緒かな?)
プレゼンテーションの意味は、『ある人が、他の人々に、自分の意見・考え・意思・商品などについて、口頭や道具を使って説明して、説得したり売り込みしたりすること』をいいます。
言葉のイメージからは、もしかすると営業職に必要な力と思いやすいのですが、一般的なビジネスは元より、教育職や日常でも、人と関連する部分では、このプレゼンテーションという力は必要だと思います。
プレゼンテーションには、フリップや、OHP(オーエイチピー)など道具を使う方法もあります。
今回は、コンピュータのソフトウェアを使ってみます。
コンピュータを使うことによって
・説明の直前まで手直しできる
・順番の入れ替えが簡単
・グラフや図解など説得力を高めやすい
・アニメーションなどの工夫で判りやすい提示が可能
・Webページなどに変換したり多くの人にみてもらう方法が多数ある
などの特徴があります。
ただし欠点としては、使い慣れないと
・次のページで何を話すのかがわからない
・話の途中で、前のページに戻る方法でとまどう
・つけたアニメーション効果がじゃまになる
などもあるでしょう。◆ストーリーの構成◆3.Power Pointの使い方
プレゼンでも、ドラマや映画と同様、「ストーリー」が重要な要素になっています。
相手に伝えたいことを限られた短い時間内で効果的に伝えるには、綿密にストーリーを作ることが必要です。
ストーリーと聞くと、皆さんは「起承転結」という流れが思い浮かぶのではないでしょうか。
「起承転結」は小説やドラマに多い基本の流れですが、発表などでは、「転」をはぶくほうが伝えやすいので、「序論→本論→結論」という展開で考えるほうが多いように思います。
中には「本論、結論」「結論、本論」などの展開も有効な場合があります。また、短時間に伝える場合は簡単に結論を紹介してから入るというパターンもありますので、必ずこの形式というスタイルは残念ながらありません。
特に、聞き手である相手によっても提示のしかたが変わることも意識しておく必要があります。
◆序論◆
「序論」とは、導入に当たる分です。
発表のテーマ・調査の動機など、今から何をどのように発表するのかを簡潔に説明します。
聞く人も、今からどのように聞けばよいのかがわかると、聞こうとする気持ち・姿勢の準備ができますね。
◆本論◆
「本論」は、あなたが調査したこと、または伝えたいことを、わかりやすく述べていきましょう。
聞き手のことを意識して、順番に紹介していきましょう。
特に「結論」を導き出すために必要なデータやグラフ、ポイントなどを中心に述べることが大切です。
結論を導き出すために必要なこと以外を、長々と話してしまうことは聞き手にとって焦点をぼかしてしまいます。
◆結論◆
「結論」は、調査の結果から言えること、すなわち「本論」で述べたことから、「このような結果となります」という、結論を客観的に述べることになります。
このとき、あなたの主観を持っていることは重要ですが、聞き手に、「なるほど」と納得させるためには、客観的な流れでの説明が必要ですね。この点がドラマなどとは異なる点でしょう。
さらに、結論に対してあなたの感想や今後調査したいことなども述べるといいでしょう。
ですが、結論と感想を混同しないことも大切ですので要注意です。
3.1.プレゼンテーションソフトの起動方法
3.2.文字の貼り付けかた
3.3.スライドショーの実行
3.4.新しいスライドの挿入
3.5.スライドの入れ替え
3.6.アウトラインの使い方
3.7.レイアウトの変更
4.プレゼンテーションのテクニック◆話すときの工夫◆
ストーリーを考えていくときに、口頭で伝えたい内容と、視覚で伝えたい内容の整理をしていきます。
効果的という視点で整理していきますが、もう一つの視点として、「いい落とさない」ための工夫もしておくといいでしょう。
・話たいことの要約がすべて資料中にあると、いい落としにくい
◆見やすい?(1ページにたくさんの文字を詰め込まない)◆
作るときは、得てしていいたいことを盛り込みたくて、1ページにたくさんの文字を詰め込みやすいです。しかし、下のような画面は読みやすいでしょうか?
相手に読んでもらいやすいように、文字のサイズを工夫しておくほうがいいでしょう。
そうすると、1ページに詰め込むことを抑えることができます。
◆見やすい?(箇条書きや視線を集める工夫)◆
下のような「箇条書き」は、判りやすい整理方法の一つですね。
また、聞き手に伝えたい部分を、色を変えたり、矢印などで視線誘導したり、アニメーション変化で注目を集めるなど工夫するポイントです。
5.便利な使い方
・インスタントウィザード
・デザインテンプレート
●「プレゼンテーション資料」を作成しよう(課題7 と呼びます) |
今回は、テキストから離れて、次のような課題とします。注意してくださいね。 『どうなる?日本』、『学科の紹介』、『自己紹介』、『クラブ・サークルの紹介』のようなテーマを設定してプレゼンテーション資料を作成してください。 ●課題のすすめかた 1.まず「ミニ課題」の最初の設問に回答してください。 どのような人向けに、どのようなことを伝えたいかを記入しておきましょう。 2.プレゼンテーション資料の作成 3.実際に誰かに話してみよう 友達・家族・TA・私と誰でも構いませんので、作ったプレゼンテーション資料を使って話してみましょう。 その際、話すのに、どれくらいの時間がかかったか計測しておいてください。 計測した時間、プレゼンテーションの枚数、聞いてもらった人の感想を、「ミニ課題」に回答してください。 ●課題の条件 1.一枚目は、テーマ名、あなたの名前が含まれていること 2.ページ数が4枚〜8枚程度であること 3.プレゼンテーション資料に、あなたの伝えたい「ストーリー」があること ●提出方法 プレゼンテーション資料は「ファイル提出」です。 |
左の「ファイル提出」をクリックしてします。
「書類保管所」にあるファイル一覧が表示されますので、このうち、「提出」したい行の check 欄にしるしをつけて「選択したファイルを提出ファイルとする」ボタンを押してください。
まだ、「書類保管所」にファイルを送信していない人は、下の「書類のアップロード」を使って送信してください。
今回の【ミニ課題】は、【課題】と大変密接しています。全体をよく把握してから活動してください。
- すべての活動が済んだら、評価依頼をします。評価依頼は、左の「状況」をクリックします。まだ済んでいない内容は、赤字で表示されています。その表示がなければ、評価依頼が可能な状態です。
伊藤の通常環境は音声をミュートしています。
もしプレゼンテーション資料に効果音などの音情報がある場合は、その旨をコメント欄に記入してください。
1〜3日で評価が返ってくるので、その内容を確かめます。
そして、得点の確認をします。
■評価の基準
次の観点で評価します。 ・課題の作品が指示どおり作成できたか ・ミニ課題に回答できているか |